就活と採活と生活

採用広報・広告を創る立場から就活のあれこれを書いてます。

採用ホームページはどこを見るべきか。

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長年ブログの更新をしなかったが先日はてなからメールが届き、ありがたいことに一人でも二人でも読んでくれている人がいることを知り、また始めようと思いました。
(あ、これまでなんか上から目線のクソブログやん!と反省しています。)

 

さて「志望企業の研究に有益な情報源」は就職ナビだと思いますか?会社説明会インターンシップもありますが、実は圧倒的に企業のホームページなんですね。特に大企業のホームページは毎年更新されており、採用コンテンツだけでも何千万円かけて制作しています。

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 企業のホームページには当然、会社案内や事業内容の解説ページがありますが、採用コンテンツの中にも事業紹介があります。なぜか。それは事業内容のホームページと採用ホームページは見るターゲットが違うので採用ホームページでも学生向けにわかりやすく作成し直したものが用意されているのです。

 

itjinzai-lab.jp

2020年卒の採用ホームページ好感度ランキング

ランキングは、三井物産、Sky、日立製作所日本航空三菱UFJ銀行野村総研などが並びますが、今日はそこは触れませんので興味のある方は見てください。

「採用ホームページでよく閲覧したコンテンツ」が発表されています。
就活の前半は「事業内容・実績」が多く見られているのはわかる。でもエントリーする時に職種や仕事内容・社員紹介など5割ほどしか見ていない。ということは、半数の学生はその企業の仕事内容は別に見なくても気にしないのだろうか。それともリクナビなどの社員紹介を見たのでいいや、と思ったのか。いや、企業データならリクナビなどでも載ってる。私としては意外なデータでした。
何が言いたいのか。

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学生はまずリクナビマイナビで企業を選び、そこから企業の採用ホームページを見にきていると思う。で、ナビではあまりわからない情報を知るためにわざわざ企業ホームページにきているのだからナビではカバーできていない情報を知るために見にきてるはずなんですが、何故かナビと同じような内容を見てエントリーしている学生が5割近くいる事実に少し驚いている。

もっと具体的な仕事内容や社風のわかるビジュアルコンテンツなどを確認すると思ってた。いや、昔はそんな感じでしたよ。
だからそこに重点を置いたサイト構成になっていたはずです。今でもページ数から見れば事業の解説よりも仕事内容寄りの解説ページの方が多いはずです。
何故ならば、決められたフォーマットのある就職ナビではこのようなコンテンツは紹介不可能だからです。

企業側も(私たち制作業者も)そこを見て、感じて、共感して欲しいと考えています。
(実はここが取材・撮影が発生するので最も大変なんですよ。)
ま、全然見ていないわけではないのでいいんですが、制作側からすると少し残念な感じです。
せっかく採用ホームページを見に行くのならデータだけではなく、ビジュアルからその企業の風土やイメージを「感じて」くださいね。