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就活と採活と生活

採用広報・広告を創る立場から就活のあれこれを書いてます。

適職サポートで内定

就活している学生は、とりあえずプレエントリーも数十社ほどした人も多いでしょう。今ごろは、各就職ナビのマイページ、PC、ケータイなどに企業からのメールが山ほど届いてると思います。読むだけでも大変ですよね。会社説明会もこれから始まりますが、いよいよ社会人と会って話をする機会がどんどん増えてきます。この時期はあまりごちゃごちゃ考えずに、どんどん社会人と接触してください。きっといい体験になります。
さて、大学では「EC・面接・自己PR・グループワーク」はどうすればうまくいくか、というノウハウは基本的には教えてくれません。
みんな初めてのことで誰も自信なんてないと思います。自分で調べて、聞いて、考えてやることは貴重な体験です。また、どう取り組んだのかが試されてもいるのです。
先日サイトで見つけたのですが、「適材適職の実現で心から仕事を楽しめる若者を輩出すること」を目的とした就活生向け有料サービスがあるようです。父兄向けのページに書いてあったのを紹介すると「大学受験の際にも塾や予備校をご利用(サポート)されたのではないか。なぜ就職のときには・・・」というものです。
就職難といいますが、人気のある企業に学生が殺到するので「椅子取りゲーム」になるわけです。(最近は採用予定人数に満たないまま採用を打ち切ることも多いほど敷居が高くなっています。)だから、例えばターゲットとする企業の就活対策を100%完璧にやったとしても、椅子は増えないんです。悪いけど。いや、椅子が残っていてもその椅子を勝ち取れる保証はありません。もしかして、そのターゲット企業は上位10校以外の大学以外は採用しない伝統を守っている企業かもしれません。しかし、そんなことをこの時代に公にするはずがありません。(残念ながらそういう実態は外から調べてもなかなかわかりません)
そして「適職がわかる」というのは注意が必要です。何度も書いています。何もやってもいないのに「○○さんに適した職業(会社)はこれです」なんてどうすればわかるのでしょうか。仕事はやってみないとわからないんです。結婚も同じ。「この人以外に考えられない!相思相愛です!」なんて言ってた人が3年で離婚なんてざらにあるのですから。でも「企業は人と違う」って?一人の人でもわからないのに、人の固まりである企業なんて、余計わからないですよ。いまは、ほとんどがサラリーマンです。職人になる人はその職業が好きだからですが、そうでない人は、そこでする仕事そのものよりも、その企業に入りたい(そういう業界も好きだし…)のですよね。
そのために数十万円出して、「適材適職」を獲得できるように教えてもらう(ではなく、気づかせる?、わかるようなアドバイスをする?)のは賛成できないですね。(誤解のないように書いておきますが、こういうビジネスが悪いと言ってるのではありません)
有名企業が並んだ内定実績も掲載されていますが、それがどういう大学の学生が内定したのかは掲載されていませんでした。
要は入社したい企業に入社できるノウハウを教えることになると思う。「行きたい会社に入ることが、心から仕事を楽しめる」という方程式は当てはまりません。悪いけど。なぜならば仕事はそんなに単純なものではないからです。それは働けばわかります。また、今の自分(考えていることや考え方)が永遠に今の自分ではないということを忘れない様にしないといけません。逆にいつまでも変わらないのであれば、その人は死んでるのかもしれません。人が変わるというのは、別に猿とか熊になるのではありません。成長していくことで、過去の自分を脱皮して新しい自分に変わるということです。そうなることで、自分のまわりも変わっていきます。自分で体験したことと同じことを他人が体験することはできません。だから貴重なんです、体験は。こういうことを言うと「じゃあ失敗したらどうしてくれる」という人もいます。もちろん、そんな知らない学生の就活失敗(定義が難しいが)の責任はとれません。でも、若いときから楽をしてやろうとか、近道を選ぼうとか、考えている人は成長できないですし、そんな人を歓迎するほど社会は寛大ではありません。
利用するなとは言いませんしそういう選択もあるかもしれません。ただ、こういうところを利用して大企業の内定をゲットした学生は、こういうところに来なくても内定をゲットできた可能性が高いでしょう。(と思いますよ、きっと...)